上村メロンファーム
今回は上村メロンファームのタカミメロンです。メロンも今までは苦労していました、特にクインシーメロンやアンデスメロンなどすごく味にバラツキがあり、安定感があるタカミメロンを主流に仕入れていました。但しもっといいものを仕入れたかったので、昨年より生産者を探して上村さんのメロンに出会い、さらに味が安定しておいしいタカミメロンを仕入れることが出来るようになりました。
上村さんの話によると、生産のプロから見てもメロンを見た目で味を判断することは無理!だそうです。収穫直後ならばつるの色やその生育環境で甘さなどある程度は判断できるそうですが、時間がたつと変化してしまい、つるの色などでも判断がつかないそうです。またよく言われるネットの細かさや隆起具合などもあまりあてにはならないとのことです。ネットが少なくてもおいしいメロンはたくさんあるそうです。
やはり大事なのは生産者の思いと知識でしょう。上村さんが若い頃は土地がやせていて、良いメロンが出来なかったそうです。そこで一念発起して農業の本を読みあさり、その辺の誰にも負けないというくらい知識を得たそうです。そこで新しい農法にチャレンジし、収穫量と味に反映させ、そこからもどんどんと研究を続けているそうです、やはり最初にうまくいかなかったことが逆に知識を深めるチャンスになったようです。
ここからは専門的で少しむづかしいのですが、上村さんのところでは自分で有機肥料となる堆肥作りを行いそれに2ヶ月を費やします、これはまだメロンを育てる前の話で、土壌を作るのに使う堆肥です。。それから土をつくりあげてメロンを栽培していきます。素人考えでは手間がかかるのは育ててる間だけと思いますが、こうして関係なさそうな時期でもしっかりと働いているのです。このような手間と向上心によって、出来上がったメロンなのです。
そしてこのように丹精込めて出来たメロンが誰が作ったかもわからずに他のメロンと同じに流通していくのはなんともやりきれないですよね。このような農家の方々は喜びの声を直接聞けるような環境にあることが良いと思います。
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